とりあえずゆっくり弾く。
はい、これしかないです。笑
セクションごとに区切ってもいいし、全体をゆっくり通すんでもいい。
例えば練習時間が10分しかないからなるべく何回も弾こうとして息づかいやブレスの無いままテンポで弾いてもあまり進歩はないでしょう。
それどころか「息継ぎのない状態の演奏」が身に染み付いてしまい、逆効果、なんてことも(!)
でも「ゆっくり」って意外と難しい。人によってゆっくりの捉え方や感じているテンポって違いますね。
生徒さんに、「ゆっくり弾いてね」って言ってもなかなかゆっくりになりません。
なので私は「スローモーションで!」といつも言っていてデモンストレーションします。
その時大事なのは、スローモーションで弾く事が目的にならないこと。気をつけるのは
①次に出したい音をイメージしてから音を出す
②すみずみまで音を良く聴く
③余分な力が入っていないか確認しながら弾く
④ゆっくりでもテンポ、リズムは失わない
総括すると、イメージが明確であるかどうか
間違えないためにゆっくり弾くのではない
ということです。
つまり、音を間違えないように弾く事のみに囚われるのではなく。一音一音に気持ち込めちゃえばいいんです!
気持ちこめちゃえば、筋肉も脳もその感覚をインプットしてくれます。
暗譜も早くなります^ ^
というような事を小学生以下の生徒さんには以下に理屈っぽくなく伝えるのが私の課題ではありますが、
ようはどんなテンポでも音楽しなさいて事なんですよね(^◇^;)
でもこれができると、曲本来の速さで弾いた時に、「あれ、できる!」てなるんですね。
これ本当。
大人で趣味でピアノを弾いてる方も、是非試してみてください^ ^