褒める、褒めないへの考察

褒めるor褒めない

これ、育児法としてどちらが良いの?みたいな話題がよく聞かれた時期がありました。

自己肯定感という言葉もよく聞かれますね。

私個人の考えですが、自己肯定感は褒めて育まれるものではないと思っています。

何かができる、できないに関わらず、私が私で在る事への安心感。

ここがベースであれば、褒める褒めないは正直たいした問題ではないのかな、という気すらしています。

褒めすぎると褒められるために頑張る子になるかもしれません。逆に褒められなさすぎても単純に嬉しくないですよね。せめて何か反応してよ、って私なら思っちゃいます。

ピアノでも、できたことがあったら、それをやろうと努力した本人の意思がやっぱり一番伝わるので、褒めようとしなくても褒める体勢に私はなります。

でもそれもケースバイケース。

負けず嫌いな子は、それも素敵な個性だし、本人の意思の力。そういう子には、ちょっとオーバー気味にリアクションします。(年齢にもよります)

先日、練習した事がうまくできなくてポロっと泣いちゃった年中さんがいました。

大譜表(ト音記号とヘ音記号で成る譜面)で右手と左手を思うように弾けません。

右手で弾くところを左手で弾いてしまう事を何度か繰り返したのち、悔しくてポロリ。

結構すぐそういう状態になってしまうので、やる気を失ってしまうのですね。

そういう時は、今のあなたはこれだけの事がもうできてるよ!というその事実に目を向けさせるべく、できてる事、やろうとした事を褒めちぎります。笑

コップの水でいったら、半分しか水が入ってないよ!じゃなくて、半分も水が入ってる!すご〜い!って具合に。

右手と左手がまだ区別が瞬時につかない年齢でもある中、がんばったんだなぁと、涙を見てギュッとしたくなりました。

でも同時に、できないことにとらわれない精神も身につけて欲しいなと思います。

また練習してね、っとそこはサラッと次の課題へ。次はレッスン内に乗り越えられそうな課題です。できた!

ひょうきんな笑顔が戻りました^ ^

お教室のミニお雛様

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